これ以外にも西暦2006年4月から2012年3月まで『ANOTHER TIME! ANOTHER PLACE!!』というブログに222編の記事を投稿しています。こちらからどうぞ。 http://hello.ap.teacup.com/atap/

2014/4/24

こら!ミック!F  
いろんなものを読んだり、見たり、聞いたり、して。
未体験なものごとへの想像は風船のようにぷくぷくとふくらんでゆきます。
自分がやるときにはおんなじようにできるんだろうか。って心配になる。

できる人は事もなげにそれを書いたり、やったり、言ったりする。ので、ちょっと怒れる。
天才ならともかく、あなただって最初からできたはずないでしょ。って声帯のボリュウムをフルテンにしてさらに100ワットのマーシャル・アンプにつなげたうえで言ってやりたくなります。
それは、さぞかし大きな声音だろう。役立たずの神様はハードロックが大好きなのさ。

どんな人でも最初があります。千里の道も一歩から。森高千里のデビュー曲は『NEW SEASON』。新しいとびらをあけるのは新しい季節の到来とおんなじです。
こっちの岸からあっちの岸へ。初体験というのは大きな川に架かる鉄橋を渡るようなもの。でも普通の鉄橋とはちと違う。一回渡ったらもう戻れない鉄橋です。
新人賞がデビューしたシーズンでしか取れないのにちょっと似ている。

ミックが育ってきました。平成26年3月末で1歳。
子供と呼ぶには大きすぎる。大人としては落ち着きがない。中途半端な位置です。
それを言い換えるとするならば“思春期”という言葉はどうでしょう。
イキたいけどイケない。キメたいけどキメれない。手にしたいけど届かない。あの感じ。
ヒトやネコをはじめとする生物、だれにでもあるシーズン。
ミックにもついに到来しそう。男としてデビューできるか。か?

ミックのネコあたまの中で未体験なものごとへの想像が風船のようにぷくぷくとふくらんでるはず。
しかし彼を飼いはじめた時から決めていたことがありました「大きくなったら去勢をしよう」。
そうです、その時が来たのです。
パチンっ。ネコあたまの中の風船が割れる音、それが聞こえた。気がした。

飼い主に大切にされて一生を終える動物もいれば不本意な形(たとえば某機関による処分など)で一生を終えてしまう動物もいる。その事実を知りました。
不本意な一生をおくる動物を一匹でも減らしたいのなら、不用意な繁殖を抑えるのもひとつの手段だという考え方。それに共感しました。

2月中旬に動物病院で事前検査をしたのち、ミックのたまたまは3月8日に除去されることが正式に決定しました。中村家の玄関先で共同記者会見が開かれたのは言うまでもありません。
当の本人;ミックは「ミックの名に恥じる」とかなんとかツイートしながらネコ目をさらにつりあげて不満顔しきりだった、と翌週の週刊誌が報じています。どうやら彼はミック・ジャガーを意識してるらしい、とも。
昔も今も、やっぱり興味本位でマスコミは記事をでっちあげるようです。
まったくもってバカなやつらさ。

その日は土曜日。朝から快晴でした。ねぼけた太陽が目をこすりこすり東から昇ってきたんだ。
あいにくわたしは休日出勤。家内がミックを病院へ連れてゆきました。
ミックは人なつっこいネコです。だれとでも仲良くなれる。でもさすがに手術前は興奮して獣医さんを困らしてしまったと家内から聞きました。
体力的にも精神的にも疲れたようで、その夜にわたしが会った時も彼はぐったりしていた。

翌日、ソファーで新聞を読んでいるとミックが割り箸みたいな眼つきで横に来ました。まだ本調子じゃないみたい。
「にゃあ(ジュンキッチー、吾輩はもう鉄橋を渡る事はできないんだね)」
「鉄橋?」
「ほら、この投稿の3段落目で言ってるじゃん、森高千里のあとで鉄橋がどうたらこうたらって」
「ほお、キミは俺の文章の愛読者なんだ、ありがとう」
「愛読者?ふざけんにゃ。つきあいで読んであげてるだけだよ。そんなことより鉄橋だよ、テッキョー」
「うん、そうなんだ・・・ごめんなミック。つまり、その、キミは女を知らずにこのまんま年老いてゆくんだ・・・キミはふしあわせという名のネコ・・・」
「ははは。いつもながら、まったくキミは思慮が浅いね。遠州浜名湖の新居弁天海水浴場よりも浅いぜ。いいかい、エッチをしたから女を知ってるってことじゃないでしょ。男も女もお互いのことを永遠に知らないんだ。わからないんだ。そしてお互いへの興味は尽きる事がないのさ。ボブ・ディランのネバー・エンディング・ツアーみたいなもんだよ。そう思うけど。だから、この瞬間でも世界中のいろんなところに愛し合うふたりがいるのさ。そして、日々新しいラブソングが唄われてんだ。ブランニューな恋愛映画が作られてんだ。セットリストの違うライブを演ってんだ。たとえそれがハッピーエンドでもそうじゃなくってもいいのさ。いいかい、ジュンキッチー、鉄橋を渡ってるのはラブ・トレインなんだ。そいつには終着駅がないのさ」。


今日もミックはちっちゃくなったたまたま袋をふりふりしながら部屋中を走り回ってます。


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1970年発表、浅川マキさんのアルバム“浅川マキの世界”。A面2曲目に『ふしあわせという名の猫』収録。
《浅川マキ》という「名前」じゃなくって《アサカワマキ》という「言葉が持つ語感」にひかれて中古盤屋で買った記憶がある。ジャケットの感じにもひかれた。そのイメージは「退廃的」とか「アンダーグラウンド」っていう呼び方でいいと思う。
そしてレコードの内容もその通りだった。でもマキさんの音源はこれしか持ってないのです。当時22〜3歳のボクには彼女の音源を集め続ける勇気が出なかったのでした。


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1987年発表、森高千里さんのシングル『NEW SEASON』。
自分の作品の多くで作詞をされてる方だけど、その歌詞も独特でアーチストとして好きです。でも、この曲を含め初期はまだ作詞してないみたいね。その後の売れ方は才能が事務所の売り出し方針を飛び越えたって事かな。
ご主人の江口洋介さんとの出会いが泉谷しげるさん主催のチャリティー・イベントでドラムを叩いてた事というのは有名だけど、このシングルのインナー写真の時点ですでにドラムを叩く姿が載ってるんだ。

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1994年発表、THE APEMENのシングル『LOVE TRAIN』。
このバンドの事はぼくのバンドTHE SLICKSの掲示板や以前投稿していたブログ《Another Time Another Place》で何度も何度も紹介してきたけどまた載せちゃおう。
90年代に活動していたドイツのインディー・モッズバンドです。サイコーなんだ。
アルバムにもこの曲は収録されてるけどバージョン違い。ギターコードも半音ずれてるんだ。こーゆー違いにファンは狂喜したり、その発見を別の人に自慢したりしちゃうんだね。

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