これ以外にも西暦2006年4月から2012年3月まで『ANOTHER TIME! ANOTHER PLACE!!』というブログに222編の記事を投稿しています。こちらからどうぞ。 http://hello.ap.teacup.com/atap/

2013/6/1

『こら!ミック!』  
結婚して何年経過しただろう。3年か。4年か。はたまた10年か。

パチパチ瞬き(まばたき)してたら、知らんまに何冊もの12枚つづりのカレンダーがペラペラめくられてた。そんな感じ。

結婚が近づいた頃「借りるなら一軒家だね」つって不動産屋へ行った。ふたりともギターを弾く人種。

いろいろ調べて最終選考に残った数軒。空き家状況の再確認のため不動産屋のお姉ちゃんが大家さんへ電話連絡。

お姉ちゃんは大家さんと話してる。わたしは「携帯電話ショップや不動産屋のお姉ちゃんはどうして化粧が濃いのだろう」なんて思いながらお姉ちゃんを眺めてる。

「あ〜ハイ、家賃が最初の額よりもさらに1万円ダウンですね。あ〜ハイ、ペットも可ですね。あ〜ハイ、わかりました。お客様に訊いてみます。あ〜ハイ、失礼します」。物件内容の変更だ。

家内が言う「ジュンちゃん、ペットも可だって」。あーはい厚化粧ねーちゃんにわたしたちは契約を申し出た。

結婚して何年経過しただろう。このまんまふたりで暮らしてゆくのも悪くはない。部屋とギターとわたしたち。が、しかし、あとナニかが不足してる。そーだ!ネコだ!

それを決めた夜、わたしたちはネコじゃネコじゃ踊りを踊った。発泡酒を飲みながら。

ふたりの意見は一致した。できれば里親募集で探そう。生体を扱わないペット・ショップへ行った。メンバーを探す時、楽器屋へ行ってメンバー募集の紙を見るように。

ペット譲りますコーナーにはたくさんの紙が貼ってあった。そのうちの1枚が気になった。野良猫の世話をしてたら子供を5匹生んだと書いてあった。電話をした。4匹残ってるという。

三日後、相手側の家に伺った。部屋に入ると親猫のまわりに4匹がいる。最初にこちらに近づいてきたネコに決めた。

帰る時、親猫に「このコもらってくでね」と言った。彼女はじっとこちらを見てるだけだった。

キャリーバッグに入れての帰り道、カーステレオは無音にした。バッグからにゃあにゃあという音が聞こえてくる。あ〜ネコだ。ホンモノだ。モノホンのコネだ。もう少しで部屋に着くからね。

帰宅。玄関でバッグの扉を開ける。にゃあ。部屋とギターとネコとわたしたち。

ネコの名前はミックと言う。


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1,970年発表、THE ROLLING STONESのライブ・アルバム“Get Yer Ya-Ya’s Out !”。A面3曲目に『Stray Cat Blues』収録。
スタジオ盤の“ベガーズ・バンケット”に入ってる曲だけどアレンジが違うのにビックリするね。んで、どちらもカッコいいってのがスゴイと思う。
俺は20代の頃にCRAZY DIAMONDS(クレイジー・ダイアモンズ)というバンド、そして30代後半に浜松の仲間でTHE ROLLING MIS-TONES(ローリング・ミストーンズ)というストーンズ・カバー・バンドを演った事があるんだけど、どちらのバンドでもライブ・バージョンの『Stray Cat Blues』をレパートリーにしてたんだ。

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この文章の1行目を書いてたらミックが机の上に乗ってきた。PCキーボードの上を闊歩。そのあと文章の下書きを見たらごらんの通り。
「あああ」と来て、訳わからん数字を打刻すると、たまにカタカナのアが来て、最後がゼロの羅列。ミックが天才ネコという片鱗をまざまざと見せつけてるじゃないか。違うかい?

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2013/4/29

チェインギャング  
たとえば11人でチームを組んでたとして。11人には11人分の役割担当がそれぞれ割り振られてるわけで。んで練習を重ねて理想に近いとこまで持ってゆく。実験を重ねてロケットを遠くまで飛ばすように。さて試合となった時。競技場は理想郷になるのかな?って話で。
たとえば5人でバンドを組んでたとして。5人には担当楽器があるわけで。楽器が苦手なやつがいたっていいのさ。とりあえず手にしてればいい。おしゃべりが得意なそいつは、きっとバンドのスポークス・マンになるんだ。さてライブとなった時。面白いMCで彼はキッズ達を笑わせる。だけども、ところで、バンドは理想の音をライブハウスで鳴らせてるのかい?って話で。

試合の中途で笛が鳴る。ひとり退場。赤いラブレターがマダムから届いたんだ。10人・バーサス・11人。判官びいきなボクたちは10人チームを応援しちゃう。がんばれ。がんばれ。って。応援してくれる気持ちはありがたいけど11人分の活動量を10人でこなさなきゃぁなんない。大変なんだよ。当事者の気持ちなんて他人に解かるわけないのさ。永遠にね。ボクの気持ちをあの人たちが解からないように。そして10人はやるしかない。だってそれは仕事。試合はまだまだ続いてるんだ。
メンバー脱退が報告された。インタビュアーによると、バンドの方向性に異を唱えたとか、人間カンケーの問題とか、ではないらしい。まぁいいじゃないか。詮索は、よそう。予想は、よそう。現実主義者をよそおう(装う)。本当だと信じればそれはホントーになるんだ。嘘だと疑えばそれはウソになるんだ。そして真実はひとつだけ。だが、答えを探しに検索をすれば、いろんな人々が答えを提供してくれています。ん〜どれが真実かわからんくなってきたぜ。なんてったって混沌の21世紀さ。アナログとデジタルが今も争ってる。海に国境線を引こうとしてる。真実と答えが同一な場合ばかりじゃないよ。メンバーがひとり抜けたバンドは事務所から「4人で5人分の演奏をしろ」って命令されて。そして4人はやるしかない。だってそれは仕事。来週からツアーが始まるぜ。すでに街中のガキどもにチケットがばら撒かれてるんだ。

ボクの話を聞いてくれ。笑い飛ばしてもいいから。
4月から新期が始まった。組織変更だ。トレードだ。新規参入だ。
大手を振って歩く奴がいる。デカいツラした奴はどこでも顔がおっきいのさ。じっとしている人がいる。我を押し通さない人と押しが弱い人が同一な場合ばかりじゃないよ。正午過ぎの社員食堂じゃぁ、会社への愚痴だけで長編小説が書けるようなベテラン社員の横で未来しか存在しないような新入社員が並んで同んなじランチを喰ってるのさ。同んなじ緑茶を飲んでるのさ。
我が部署では1人が転属で旅立ち。そして結婚退職するギャルが4月末で旅立ち。我が部署は7人メンバー。2人が脱退。ふたりとも名選手であり名プレイヤー。ふたりともダイアモンドグラブ賞・受賞候補でありブリット・アワード・ノミネート・プレイヤー。そんな2人喪失の我が部署。期待する新加入のメンバーは1人のみ。「え〜マジっすかぁ〜」なんてね、残されたボクたち5人は言わなかったよ。「ダメだ、こりゃぁ」って長さんよろしく呟いたのさ。各自で。だってボクたちの両足は鎖につながれてるんだから。
7マイナス2イコール5。5プラス2イコール7。現状の部署内作業ボリュウムを維持したいんだったら2人を補充するのが当然。小学一年生の算数さ。そんな算数もできない会社上層部がパソコンの表計算ソフトで新期の目標値を算出してる。

将棋の名人がコンピューターと試合をして負けてしまったというニュースを聞いた。くやしいけど。悲しいけど。納得してしまう様な。そんな時代になってしまった。いつかボクたち、労働者のモチベーションを上げたり下げたりさせるコンピューターが開発される時が来るんだろう。そして相変わらず算数もできないバカな会社上層部がパソコンの表計算ソフトでモチベーションを算出してるんだ。
そして相変わらず俺たちはチェインギャングのハシくれさ。

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7人の仕事を6人でこなす。でも新加入のメンバーは初体験の仕事なんで実質5人での4月業務だったの。ボクは業務過多でダウン。心理的にダウンさ。日記もブログも新曲の歌詞も書けない状態。こんなの初めて。そんな時に帰宅して部屋で聴き続けたのがサム・クック。彼の声色にボクは救われたんだ。「えっ!?人の声で魂が救済されるの?」だって?
いいかい。彼の声こそソウル・ミュージックそのものなんだ。
右下が「CHAIN GANG」のシングル。
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